東日本大震災後にPTSDになってしまった

Q. 東北に住んでいる友人から、東日本大震災後にPTSDになってしまったと連絡がありました。
どんな病気なのでしょうか?
(瑞穂区 29歳)

A. PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは、事故、地震などの自然災害、暴行や虐待など、過去の体験の際に受けた強い心的外傷が原因となって、あとから様々なストレス障害を起こす病気のことです。
PTSDでは、3つの特徴的な症状が出現します。
一つ目の症状は「再体験症状」で、不快で苦痛な記憶が突然鮮明によみがえり、同じ体験が再び起こっているかのように感じます。
2つ目の症状は「回避・精神麻痺症状」で、体験を思い出すことを極力避け、記憶を意識から切り離すようになると同時に、興味や関心がなくなり、周囲との疎外感を感じ、感情が麻痺したようになります。3つ目の症状は「過覚醒症状」で、睡眠障害、集中力低下、イライラ感、過剰な警戒心、些細なことへの過敏反応です。
これらの症状が1ヶ月以上続き、日常生活に支障を来すようになるとPTSDと診断されます。

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