子宮頸がんを予防するワクチン

Q. 子宮頸がんを予防するワクチンが発売されたと聞きました。
中学生の娘に接種させた方が良いのでしょうか?
(瑞穂区 45歳)

A. 子宮頸がんは子宮の入り口付近にできる癌で、初期ではほとんど無症状なので、しばしば発見が遅れます。
20代~30代で急増していて、日本では年間約15,000人が発症し、約3,500人が死亡していると報告されています。
皮膚や粘膜に存在し、100種類以上あるごくありふれたヒトパピローマウイルス(HPV)のうち、子宮頸がんの原因となる15種類ほどが「発がん性HPV」と呼ばれています。
「発がん性HPV」は主に性交渉によって感染します。
多くの場合、感染は一時的でウイルスは自然に排除されますが、感染した状態が長期間続くと子宮頸がんを発症することがあります。
「発がん性HPV」の中で子宮頸がんから多く見つかるHPV16型と18型の感染を予防するワクチンが発売されました。
感染前の10代前半に接種することが望ましいと思います。
かかりつけ医に相談してください。

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