C型慢性肝炎の治療について

Q. C型肝炎のため、10年前にインターフェロン治療を受けましたが、再燃してしまいました。
インターフェロンが効きにくい型でウイルス量も多いのですが、いい治療法はありませんか?
(瑞穂区 45歳)

A. インターフェロン(IFN)が効きにくい型(1型)でウイルス量が多い人の場合、約3年前からIFNとリバビリンという内服薬の併用療法(24週間)が行われてきました。
しかし、従来のIFN単独療法よりは効果が高いものの、治療終了後のウイルス陰性化率は20%程度で満足できるものではありません
でした。日本でも昨年末から効果の持続時間が長く、週1回の注射で済むペグインターフェロン(PegIFN)とリバビリンの併用療法(48週間)が、1型でウイルス量が多い人に保険適用となりました。
この治療法ではウイルス陰性化率は約50%と高く、このうち再燃例では60%を越えています。治療期間は長くなりますが、週1回の注射で済むなど肉体的な負担は軽減されるので、消化器病専門医に相談してはどうでしょう。

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ